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ライティングで季節を感じさせるAkihiro Suzuriya氏。秋らしい柔らかい仕上げとなった。
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【雑誌連動企画】X(cross)shooting
Akihiro Suzuriya × Voigtlander メイキング編 -
アポロマート設計を採用した2本のレンズで撮影。
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1カット目はまるでファッション誌の1ページのような美しい仕上がり。65mmで撮影。
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PASHA STYLE Vol.2に引き続き『X(cross) shooting』に参加してくれた株式会社コシナ。Voigtlanderでの撮影に今回フォトグラファーとして指名したのは、PASHA STYLEポートレイトナビゲーターのAkihiro Suzuriya氏。
コシナさんからの撮影テーマの希望は「ファッションビューティー系」。
PASHA STYLE Vol.3が10月26日発売ということで、秋冬コレクションを意識した作品となっている。夏らしいライティングといえば、夏の日差しを連想させるギラっとした硬い光が定番。では、秋らしさはどう出すのだろう。誌面にて今回の作品を見てみてほしい。
今回撮影で使用したレンズは、光の三原色RGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づけるアポクロマート設計の
MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mount と
MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount のマクロレンズ2本。「マクロレンズで作品撮り?ポートレイト撮影?」と思ってしまうところだが、MACRO APO-LANTHARの2本のレンズはマクロ性能はもちろんのこと、∞~近距離までと性能が高いので、作品を見れば一目瞭然。むしろ作品撮りにお勧めできる性能を持っているのだ。
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久しぶりのマニュアルフォーカスで昔を思い出す。
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髪をタイトに仕上げることで1カット目と対照的に。
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秋冬コレクションを意識しての2パターン撮影。
メイクのポイントをヘアメイクのyokoさんに伺ったところ「メイクのテーマは衣装に合わせての秋メイク。両方に共通しているのは、下まぶたに色を入れたこと。普段は下まぶたに色を入れないですが、両方とも暗めのライティングだったので色味を入れました。」とのこと。
衣装は今期の秋冬の流行を意識しての作品撮り
1カット目はトップスのセーターがモノトーン調なので、背景紙をグレーにし、モデルとスカートが目立つことを念頭においてセッティング。
ヘアメイクのyokoさんがこだわった下まぶたはスカートに合わせてオレンジを配色。
2カット目のメイクは個性的なジャケットに負けないようパープルが基調のメイクにし、リップもしっかりとした色味に仕上げている。1カット目と差別化ができるように髪はタイトなまとめ髪にした。
こういった「写りを意識した指示」を、現場でヘアメイクやモデルへと共有し、作品を仕上げていく。 -
2カット目は110mmで撮影。誌面ではモノクロでの掲載だが、カラー版がこちら。
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撮影後の記念撮影。
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次回からは MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mount と MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount を使用した感想と、それぞれのライティングのポイントを解説。
乞うご期待。
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【使用レンズ】
MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
MACRO APO-LANTHAR 110mm F2.5 E-mount
作品クレジット:
model:久美
(Cruva management・HelaHela http://cruvahelahela.com )
hair & makeup:yoko kawaguchi( http://yokoguchi.tumblr.com )
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第2回 ライティング編
https://pasha.style/article/455第3回 レンズ編
https://pasha.style/article/516【Text SATO TAKESHI】
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