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【写真展】PASHA STYLE認定作品展 vol.9のアワード発表!
今年のグランプリは一体誰の手に……
2025年3月28日、29日、30日の3日間に開催された「PASHA STYLE認定作品展 vol.9」の最終日に例年通りグランプリを含む各アワードの発表が行われた。この写真展に向けて多くの時間を割き、撮影された43のポートレート作品の頂点を取ったのは一体どの作品だったのか。来場していただいた多くの一般来場者、各界で活躍するプロフェッショナル、メーカーの皆様による投票によって決定されたアワード受賞者たちの作品をここに紹介していきたいと思う。
PASHA STYLE認定作品展vol.9
グランプリ
Yoshiki


Yoshikiさんのコメント
「自分の作品はグラフィック寄りが多いんですけど、今回はそこを考え直し改めて出直した作品だったので、グランプリを受賞して大変嬉しいです。ありがとうございました。」
PASHA STYLE認定作品展vol.9
準グランプリ
嘉-yoshi-


嘉-yoshi-さんのコメント
「前回も準グランプリをいただいたので悔しい思いもあるのですが、写真については非常にいい感想をいただけたので手応えがありました。また次回も頑張りたいと思います。」
PASHA STYLE認定作品展 vol.9のグランプリはフォトグラファーであるYoshikiさんの「SOUL MATE」が受賞することとなった。3回目の出展でのグランプリ受賞に惜しみない賛辞を贈りたい。思い返せば認定作品展でYoshikiさんの作品をはじめて見たのが2023年。その時からすでに彼にしか表現できない作品のコアは出来上がっていたし、そこに新しさと期待を感じての“編集長賞”受賞だったと当時を思い出す。強い個性を表現する者は他人の意見に耳を貸さない場合もある中で、いろいろな展示に参加しながらプロフェッショナルを含む多くの人からのリアクションと上手く向き合い、様々な葛藤の中で作品をブラッシュアップしてきた。展示活動と並行してPASHA STYLEの主催するオンラインサロンにも参加し、ディスカッションする場に常に身を置くことで、より作品を進化させてきたことが今回のグランプリ受賞に繋がったのではないか。グランプリ受賞者には副賞としてFUJI FILMが提供する「House of Photography in Metaverse」でのバーチャル個展の開催が約束されている。そこでは過去作を含めPOPでグラフィカルなYoshikiワールドが展開されることと思う。そちらもぜひ楽しみにしたい。

そして準グランプリには嘉-yoshi-さんが輝いた。彼は記念すべき第1回のグランプリ覇者だ。その時から常にハイレベルな作品を撮り続け、回を重ねる度に"研ぎ澄まされて"いく表現は驚嘆に値する。強い美意識を感じる洗練された作品とその展示からは「作品を見てくれ」というストイックで強い自信が伺われる一方、観るものを突き放す危うさも内包していると感じることがある。しかしそれを含めての表現であるのだから、ビジターである我々は新たなる作品が観れることを心待ちにするばかりなのだ。
PASHA STYLE認定作品展vol.9
メーカー賞 & オーディエンス賞

● ピクトリコ プリント工房賞 / Yoshiki ● EIZO賞 / LILY PHOTOGRAPHY / Michihisa Okada / 嘉-yoshi-

● Evoto賞 / gantakun / 三つ目カメラ / N。(えぬまる) / カネコセイジ

● キヤノンマーケティングジャパン賞 / Koji Hirose ● ケンコー・トキナー賞 / Michihisa Okada ● サンテック賞 / LILY PHOTOGRAPHY

● SIGMA賞 / Koji Hirose / こういち / Kafe

● セコニック賞 / WEST / いくらやまもり / 熊切逹也

● Dirigent賞 / Michihisa Okada ● ナカイ写真工房賞 / あきりん ● ニッシンジャパン賞 / nbutterfly ● ハクバ写真産業賞 / かえたろう

● Phottix賞 / りぼしど ● BRAIN MAGIC賞 / 嘉-yoshi- ● 編集長賞 / Yoshiki / れもんばと


● オーディエンス賞 【同率1位】yama./ にゃんこ / Pata 【2位】むらさき 【3位】かえたろう 【同率4位】Yoshiki / カネコセイジ 【同率5位】KEI / LILY PHOTOGRAPHY / 鈴木
PASHA STYLE認定作品展では毎回多くの企業からの協賛をいただき、共にポートレートという世界を盛り上げていこうと動いている。そんなメーカーからの採点で決定した「メーカー賞」と、一般の来場者からの投票によって決定する「オーディエンス賞」、弊誌主宰大森和幸(ooxo)の感性でセレクトする「編集長賞」を紹介させていただいた。来場されたあるメーカーの方が「データで見ていた印象と実際に展示されているものは全然違うね」と話していた。クリエーターとしてはデジタルで発表する写真はある種“別物”と考えて発信しなければならない。作品を観る人がスマホで観るのか、パソコンで観るのか、どんなサイズのモニターで観るのか全くコントロールできないし、正しく意図した色、コントラスト、彩度で観られていることなどほぼ無いに等しいからだ。だから好きなフォトグラファーやモデルが写真展に出展していたらぜひギャラリーに足を運んでもらいたい。逆に自分の写真をきちんと観てもらいたい伝えたいというクリエーターは写真展に参加してみてほしい。今は各地で参加しやすいグループ展が多数存在する。自分の表現したい作品はどの写真展がいいのか検討してみてはどうだろうか。そしてもっと写真表現が上達したい。そんな志を共有できる仲間と繋がりたいと考えるなら次回のPASHA STYLE認定作品展にチャレンジしてみることをお薦めしたい。ベテランでも初心者でもいつでも道は開かれている。
text:Kimihiro Kawano