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    地元景 ©Ryuichi Ishikawa

  • 石川竜一『地元景』~絶景社ポップアップ展を開催
    未発表のポートレート作品からアパレルアイテムまで

  • Tシャツにプリントされる初期コラージュ作品。

  • アパレルアイテム「zkソックス」も販売予定。

  • 東京・渋谷のzakuraで石川竜一さんが「地元景」~絶景社ポップアップ展を9月20日から開催する。
    「地元景」(じもとけい)は、石川竜一が住む沖縄県宜野湾市の風景を撮影した新作シリーズ。

    撮影のはじまりは、2020年の1月。幼い頃から暮らす宜野湾の風景を撮影しだしたきっかけは、街の姿の変容だといいます。宜野湾市は多くの公共事業の拠点になった街。市の大部分を占める米軍普天間基地の近くにある、県営の大謝名団地は大規模な建て替え工事を進めています。この団地には友人たちの多くが住んでいました。

    「地元景」に刻まれた石川の風景への視座は、写真集『絶景のポリフォニー』、『okinawan Portraits 2』に数多く含まれていた風景や、米軍機が飛ぶ風景などを自室の窓からとらえた「home work」とは異なります。沖縄にくらし、沖縄から作品を発表する社会的なメッセージよりも、ずっと私的で、パーソナルな視点に貫かれた風景です。

    「地元景」を撮りはじめたころ、石川は友人の安座間祐人とともに、制作の拠点となる「絶景社」(ぜっけいしゃ)を宜野湾に立ち上げました。絶景社は、石川の作品ギャラリーや制作の工房である面と、安座間が作るアパレルアイテムの発信拠点であり、時にはバーにもなる。そんな実験場のような場所からはじまる作品の第一弾として、「地元景」はふさわしいと、石川は言います。

    zakuraでは、この「地元景」をメインに、未発表を含むポートレート作品を展示予定。アパレルアイテムは初期コラージュ作品をプリントした限定生産のTシャツやソックスを販売予定。

  • 【開催概要】
    石川竜一「地元景」~絶景社ポップアップ展

    会場:zakura
    住所:東京都渋谷区桜丘町14-5-103
    会期:2020年9月20日(日)~26日(土)
    時間:13:00~20:00 入場無料 (最終日は17:00まで)
    展示企画 : 池谷修一(写真編集者)
     
     
     
    text:SATO TAKESHI

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