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【連載】PASHA STORIES
mikako編 -
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PASHA STYLE Vol.1に掲載の3枚目、桜の中に立つ女性
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このコーナーでは、PASHA STYLE創刊号のグラビアページに出てくるポートレイトナビゲーターとその作品にまつわる話などを紹介!
写真家のみなさんがどういう思いや、どんなシチュエーションで撮影しているのかを知ることで、掲載されている作品をひと味違った目線で見てもらえたらと思います。
今回は、先日のふわとろセミナーも大好評だったmikakoさんにお話頂きました。
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「私の作品の特徴としては、前後のボケ、望遠レンズ、淡いトーンなどでしょうか。すべてがそうというわけではありませんが、今回PASHA STYLE編集長の大森さんから『私の色が強めの作品を』というリクエストをいただいたので、それを念頭に置いてセレクトしました。Vol.1掲載の作品は、特にシリーズ化されたものではなく、個別の作品です。
使用機材は、ボディーはキヤノンEOS 5D Mark iiiかEOS 6Dで、レンズは70〜200ミリF2.8が多いです。少しでもボケをはっきりさせたいので、明るいレンズとフルサイズセンサーという組み合わせになります。
望遠レンズを使うもう一つのメリットは、余計なものを切り捨てられるということですね。人がいる公園などで撮る場合、通行人などを写さずに主題だけを切り取れるのが便利です。前をボカすときは、後ろはシンプルに、とかは気を付けています。モデルは友人関係の中から撮ってみたいなと思う人に声をかけることが多いです。
特に苦労などはないのですが、場所を探すのが大変ですね。この作品(PASHA STYLE Vol.1に掲載の3枚目、桜の中に立つ女性)は、胸があらわになる衣装だったので、家の近所の公園で朝早くに撮影しました。」 -
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「撮影現場では、モデルへの指示はぜんぜんしないんです。私の写真を見ているモデルさんが多く、みなさんわかってくれるので、右を向くか左を向くかくらいしか指示しないで、あとは好きに動いてもらっています。望遠を使っているとそもそも声が届かないし、ハンドサインで『こっち向いてー』とかやってます。
RAW現像ソフトはLightroomを使います。現像時に色は変えられるので、撮影時に背面のモニターで見るのとは違うと思いますが、モデルさんに見せてイメージを作ってもらいます。
私は元々は撮られる方だったんですけれど、撮る人によって写真が全く違うのが面白くて、撮影することに興味を持ちました。元々は絵を描いていたんです。人を描くのが好きだったので、写真で撮ってみるとどうなんだろうって。
最初は望遠レンズを持ってなくて、標準ズームなどで撮っていました。あるきっかけで望遠レンズを借りて使ったら面白かった。それでやっていくうちにこうなったという感じです。」
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「色に関しても自分の趣味が大きいですね。フランス映画が好きで、フランス映画って、あまりはっきりした色使いはしない作品が多く、コントラストがあまり強くない、やや暗いという感じなので、私の作品もそうなったんだと思います。バラが好きなんですが、私の作品の中には、真っ赤なものはあまりなく、オールドローズといった茶色っぽいものが多くなりがちです。
先日PROFESSIONAL TOKYOというファッション誌で門脇麦さんをモノクロで撮影しました。銀塩ではないのですが、モノクロも面白いと思います。また、最近は男性をよく撮ります。男と女の違い、というか、女性から観た男性の写真を撮りたい。これからも人を撮っていきたいですね。
写真を見るのは好きで、よく写真展などには行きますが、目標としている写真家は特にいないです。作っちゃうと引っ張られると思うから。日本映画の岩井俊二監督作品が好きなんでですが、『スワロウテイル』や『リリィシュシュのすべて』で撮影監督をされていた篠田昇さんの映像には影響を受けました。」取材=高畠保春
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